書の光

デザイン書道家 武田燈泉のブログです。

カテゴリ: 日々の書

先月末、公募展出品用の作品製作と
来年の年賀状デザイン制作で
バタバタしていた時の気づきをふたつ、
今更ながら振り返り。


公募展用の作品は大きくて
狭い自分の部屋では書けない、と
休日の家族のいない時間にだけ
共有スペースで書いていました。


しかし、ある日自室で広げてみたら
ギリギリ書けることに気付き、
そこから平日も書けるように。
 
 
思い込みって良くないですね。


同じものを書いていても、
体調や気持ちの変化が書に表れるので
書く機会を増やすためにも、
視野は広く心の障壁は取り払わないと
と思いました。


これがひとつ目の振り返り。



一方の年賀状のデザインは、必要な
デジタル加工にまだまだ不慣れで、
これまた四苦八苦。。


二つとも今年の重点項目に挙げていたので
必死になって取り組んでいました。


ある日の夜中、
大きい作品を書いている私を見ていた弟から
「躍動してるの?書いてる方が楽しくないと
観てる方もつまんないよ!」と言われ
「ハッ」としました。


やりたいと思って始めたことなのに、
いつの間にか「やらなきゃ…」と
変な義務感ばかりで、表現する部分が
欠けてしまっていたようです。


改めて心を込めて書かねば…
と痛感させられました。




デザイン書道家
武田 燈泉


2月末から3月頭にかけて制作していた

額装作品を設置した写真が届きました♪


いつも爪を綺麗にしてもらっている友人が

年始から始めたネイルサロン用に

インテリア書を依頼してくれました。



何の字を書くかもお任せだったので、

「美」「華」「飾」などと悩みつつ、

訪れる女性たちに「彩」を添えて

輝かせているんだなと思い、

この字を選びました。



女性が集まる場所なので、

華やかにピンクに色付け。
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友達にも気に入ってもらえたので

ほっとしました。



かわいいリースと一緒に玄関に

置いていただいてます♡



デザイン書道家
武田 燈泉
 

所属している創玄書道会が開催する

「創玄展」 で準二科賞という賞をいただきました。

この週末、展示されている作品を

観に東京都美術館へ行ってきました。


空海の「風信帖」を臨書しました。



こういった競書の会に出品したのは久々で

さらに賞もいただけたので、大変励みになりました。

上を目指すとまだまだ果てしないですが、

今後も精進していきたいと思います。



そして古典書道から学んだ技術を

デザイン書道にも活かしていきたいと思います。


デザイン書道家
武田 燈泉

3月も一週間が過ぎましたが、

昨年末に制作したカレンダーの

・4月は「温厚篤実おんこうとくじつ」。



温かで情が厚く、誠実な様。

人の性質をいう語。

「温厚」は穏やかでやさしく、

情が深いこと。

「篤実」は人情に厚く実直なさま。

誠実で親切なこと。

「篤実温厚」ともいう。

という意味です。(新明解四字熟語辞典より)
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春の気候のような温かさを

丸い形で表現しました。


春は出会いと別れの季節。

より一層人にやさしく誠実に

過ごしたいですね。



デザイン書道家
武田 燈泉

 

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友人に依頼を受けている作品を制作中です



女性の集まる場所に置かれるので

ピンクも入れて華やかなイメージに。



先週作品を書き上げて、裏に紙を貼って

ぴんっとさせる裏打ち加工に

出しています。



額もマットも準備できたので、

間もなく完成です



創るまではどんな文字にするか、

どんな構成にするか、

すごく悩みましたが

形になってくると

どんどん愛着が湧いてきます。



裏打ちされて額に入れた時の

仕上がりはどんなになるかな。



出来上がったらまたお見せします。



デザイン書道家
武田 燈泉
 

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