先週末は2つの書道展を見に行ってきました。


「TOKYO書 2016」 @東京都美術館
「柿沼康二 個展 MOON」 @銀座



まずは「TOKYO書 2016」から。
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関東に拠点を置く18の書道団体による合同展。


各団体から推薦された書作家が


新作を中心に出品していて


東京の今が感じられる展覧会でした。


これぞ書作品、といったものから


前衛書と言われる、絵のようなものまで


幅広く、書って堅苦しいようだけど


案外自由です。
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もちろん、型を壊すには基本が大切。


「守破離」ですね。


それを本当に追求している書家さんが


柿沼康二さんです。


とんでもない量の臨書


(書の古典作品を手本に真似て書く、


書の基本にして最大の学習方法)


をしていて、そこから作品を


生み出しているそうです。


書道の格のある賞も多く受賞され、


かつアートとしての書も世に多く出されています。


大河ドラマの「風林火山」の


題字を書かれた方としても有名です。



今回の個展のテーマは「月」。


欠けていたり、満ちていたり、


月明かりだったり、水面に映っていたり


色々な月の表情が描かれていました。


作品によって使う墨や紙を変えていて、


それぞれ墨色が美しかったです。
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鑑賞で刺激を受けたので、また制作の方を


頑張っていきたいですね。


今年は長鋒の筆が欲しいです〜。



デザイン書道
武田 燈泉